正方形を使ってパースに惑わされずに背景を描く方法

普段見慣れている物でも、パースがつくと伸び縮みしてしまい
イメージで描こうとすると非常に苦労するものですよね。
今回はその解決策の一つとして、正方形を使って感覚的にパースを
合わせることができるという面白い方法をご紹介します。
(以下要点まとめ)
●正方形でサイズを推測する方法
パースで変形した形を、正方形を基準にすることで
大まかなサイズを割り出す方法
手順(机を使った例)
机を上から見た図を描き

正方形と比較したサイズを覚えておく

描いた机のサイズに違和感を感じたら

正方形をあてはめてることで
覚えておいたサイズとの違いに気付く

正方形との比率を意識して修正する

●人体からパースを導く方法
・高さごとに正方形を置く
図のように、段階的に正方形を置いていく方法。
この一枚一枚が正方形だとイメージしておくと、
パースを取ったり人物を背景に合わせる基準にできる

・正方形のパースは人物が基準
アイレベルと消失点を決めても、パースのかかった正方形の
横幅と奥行きは勘で決めなければいけません。
これついては人物を基準にすると考えやすいようです
以下のタイルは人物に合わせておらず、正方形に見えない


人物に合わせて調節した以下のタイルは正方形に見える

●応用など
・正方形に納めて描く
図のように正方形の中に収めることで、四角形以外の形にもパースを適用できる

・机の上に物を置いてみる
正方形のパースは机の上に物を描く際にも利用できる。
下図は底面の正方形を基準にコップを描いている例。
左のコップは底面のパースがくるっており、こちら側に傾いているように見える

このように正方形だけで色々なものの基準にすることができます。
背景に迷った時、まずはこの方法を活用してみるとよいでしょう
- 著者プロフィール
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ふぉくすけ
お絵描き・小説・ゲーム制作など
創作活動が大好きな元SE。
グラフィッカーになる夢を諦め一般企業に
就職するも、多くの理不尽を当然のように
受け入れながら働く「雇われる生き方」
そのものに強い違和感を持つ。
会社員として働きながら生き方の模索を続け、
Web媒体の収入が月給を上回ったため独立。
現在は、お絵描きをはじめとする、
創作活動で食べていきたい人に向けた
情報発信をメインに活動中。
現在キャンペーン期間中にて
お絵描きで自由を手に入れるための特別講座
を無料配布中
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