グラデーションマップを使った塗り

今回は比較的簡単に塗りのクオリティを上げることができる
グラデーションマップを使った塗りの方法についてご紹介します。
ぐすたふさんの「5分でアニメ塗りを豪華に魅せる技」では
実際に彩色しながらの手順や、明暗色の選択が簡単にできる
色相グラデーションマップなどが公開されています。
(以下講座ダイジェスト、手順まとめなど)









●利点と効果
・比較的簡単に適用できる
・影とグラデーションマップを重ねることで
情報量が増え、クオリティが上がる
・影とグラデーションをそれぞれ別個に調整できる
●手順まとめ
1.イメージカラーを決める
塗りたい部位のイメージカラーを決める
2.イメージカラーから暗色を作る
イメージカラーを元に色相環を30~45°寒色側に傾け
彩度、色相を真ん中にもってくることで暗色を作る
3.暗色を元に明色を決める
色相グラデーションマップに暗色を流し込み
イメージ似合ったグラデーションになる明色を選ぶ
4.グラデーションマップを「加算」で合成
グラデーションを2.で決めた明色に変更し
レイヤーのモード「加算」で合成する
5.「乗算」で影を置き、水彩の白でぼかす
レイヤーーモード「乗算」で1影、2影を置いた後
水彩ツールを使い、白の描画色でぼかすようにして塗る。
(乗算で合成しているので白を透明色のような感覚で使える)
また、ぼかす部分とぼかさない部分の比率を5:5程度にして
メリハリをつけるとよい
●ポイントと注意点
・グラデーションはレイヤーモード「加算」で合成
影は「乗算」で合成している
・影はブルーグレーのような色を使うのが基本
・注目させたい場所にグラデーションマップの
明るい色がくるように調整するとよい
・頬に隣接する髪の影に濃い影を使うと
顔の輪郭が強調されて表情が引き立つ
・2影の端などを下地の色で削ることで
アクセントを出すことができる
重ねる影などのレイヤーモードを「乗算」にする
という制限はありますが、手軽に塗りのクオリティを上げられる
便利な方法なので覚えておくとよいでしょう。
また、暗色の決め方と色相グラデーションマップを使った
明色の決め方は自然な影色を作る方法の一つでもあるので
一度は実践してみましょう。
影色を考える上での大きな判断基準となってくれるはずです。
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- 著者プロフィール
-
ふぉくすけ
お絵描き・小説・ゲーム制作など
創作活動が大好きな元SE。
グラフィッカーになる夢を諦め一般企業に
就職するも、多くの理不尽を当然のように
受け入れながら働く「雇われる生き方」
そのものに強い違和感を持つ。
会社員として働きながら生き方の模索を続け、
Web媒体の収入が月給を上回ったため独立。
現在は、お絵描きをはじめとする、
創作活動で食べていきたい人に向けた
情報発信をメインに活動中。
現在キャンペーン期間中にて
お絵描きで自由を手に入れるための特別講座
を無料配布中
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