グロー効果で絵を輝かせる

一通り彩色が終わったら、最後にもうひと手間かけることで
伝えたい雰囲気をより強調することができます。
中でも簡単に絵の見栄えを良くする方法の一つとして
今回は「グロー効果」というものをご紹介します。
グロー効果についてはsayappaさんの
「少し踏み込んだグロー効果 in Photoshop」
がとてもわかりやすく解説しています。
概要
ある一定の明度をもった色のみが光り輝くようにすることで
日差しなどによって色が拡散したような効果が得られる
方法(※使用ツールはPhotoshopです)
1.フィルタを作る
適用させたい画像全体を一枚に統合したレイヤー(以下フィルタ)
を元の画像の上に作ります
2.フィルタに対してレベル補正する
レベル補正で、一番左の黒い三角形を右に移動させ
「どの明るさから輝かせるか」
を決めます(右にあるほど局所的に輝くようになります)。

3.フィルタのレイヤーモードを「スクリーン」にする
4.ぼかしを適用する
フィルタに対して
「フィルター」→「ぼかし」→「ぼかし(ガウス)」
を適用する(ぼかしの度合いを強めるほど光の拡散が
強くなります)。
5.適宜レベル補正で調整する
グロー効果をより強めたい場合、フィルタに対してもう一度
レベル補正で、今度は一番右の白い三角形を左に移動させ
「ぼかしの境界をどの程度はっきりさせるか」
を調整します(左にするほどコントラストが強くなります)。
6.さらにぼかしたり、レベル補正を繰り返して調整

特徴
・アニメ塗りとの相性が良い
・あまり強調すると絵が煩わしくなってしまう
応用など
・上から白のグラデーション(環境光)をレイヤーモード「ソフトライト」
などで合成すると本格的なデジタルエフェクトを表現できる
・フィルタのぼかしを「移動」「放射状」に変えたり、色彩を
変更するなどで面白い効果が得られる
仕上げに使える効果を探すと色々ありますが、まずは一つ試して
レイヤー効果やぼかしなどの感覚を掴んでいくとよいでしょう。
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- 著者プロフィール
-
ふぉくすけ
お絵描き・小説・ゲーム制作など
創作活動が大好きな元SE。
グラフィッカーになる夢を諦め一般企業に
就職するも、多くの理不尽を当然のように
受け入れながら働く「雇われる生き方」
そのものに強い違和感を持つ。
会社員として働きながら生き方の模索を続け、
Web媒体の収入が月給を上回ったため独立。
現在は、お絵描きをはじめとする、
創作活動で食べていきたい人に向けた
情報発信をメインに活動中。
現在キャンペーン期間中にて
お絵描きで自由を手に入れるための特別講座
を無料配布中
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