【空気感の描き込み】特殊効果でお風呂の雰囲気を出す
デジ絵には様々な技法を使った表現がありますが
湯気や空気感といった難しそうな表現は、
一体どのように描き込まれているのでしょうか?
今回は、お風呂の雰囲気を描き込む手順が
とてもわかり易くまとめられている
inoshishiさんによる「メイキングでラブリンク!」
をご紹介します。
(以下要点まとめ
線画

下塗り

影1

影2

影2を乗算にしてなじませる

頬や肘などにチーク

影を濃くして線画をトレス

色調を変えて室内の雰囲気に

ブラシツールで立体感を出す

3種類のハイライト

全体を暗めに変更

湯気と光を入れる

環境光を追加して空気感を出す

六角形の湯気と反射光の追加

影と十字型光の追加

コントラスト、彩度の調整

トーンカーブを調整

全体のぼかしと調光をして完成

1.色調補正レイヤーを使って画面全体の色合いを調整
2.様々なレイヤー効果を使い、ぼんやり、はっきり
両方の影やハイライトの追加
3.もう一度画面全体の色合いを調整しては
見づらいと感じたところにブラシツールで
光と影を書き足す
......
といった具合に「全体の修正」「光と影の追加」
「見づらい箇所がないか観察」を何度も繰り返して
描き込まれていますね。
単純に湯気の描き方というだけでなく
段階を踏むにつれて、どんどん雰囲気が
調和していく様子が分かり、とても参考になります。
ソースの「メイキングでラブリンク!」(pixiv)では、
画面中央にメイキング画像を固定したまま
矢印キー上下でページを切り替えることができ、
変化を見ながら非常に分かりやすく閲覧することができます。
興味がある方はそちらも是非ご参照下さい。
また、以前ご紹介した、厚塗りのメイキングと
描き込まれ方を比較してみるのもおもしろいでしょう。
- 著者プロフィール
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ふぉくすけ
お絵描き・小説・ゲーム制作など
創作活動が大好きな元SE。
グラフィッカーになる夢を諦め一般企業に
就職するも、多くの理不尽を当然のように
受け入れながら働く「雇われる生き方」
そのものに強い違和感を持つ。
会社員として働きながら生き方の模索を続け、
Web媒体の収入が月給を上回ったため独立。
現在は、お絵描きをはじめとする、
創作活動で食べていきたい人に向けた
情報発信をメインに活動中。
現在キャンペーン期間中にて
お絵描きで自由を手に入れるための特別講座
を無料配布中
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