嫌な作業もこなせるようになる3つのコツ

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どんなに絵を描くことが好きな人でも、
一つの作品を仕上げる間

最初から最後までずっと楽しい作業ばかりとは
なかなかいきませんよね。


得意な作業もあれば苦手な作業だってあるものです。


今回は、好きな作業だけでなく、嫌だと感じる作業についても
うまくこなしていくためのコツについてまとめてみました。


最初は考え方に近い内容になりますので

結論だけ見たい方は前半は飛ばして
後半のまとめだけ見て頂ければと思います。


それでは始めていきます。






「お絵描き楽しい!」は危険!?



お絵描きが楽しいと感じること自体はいいことですが
楽しい面ばかりに注目し過ぎるのは少し危険です。


なぜかというと、最初から楽しさを期待して
絵を描くようになってしまうからです。


こういう人は、作業中につまらなさや
面倒さを感じ始めるとすぐにこう考えるようになります。


もっと楽しくできるタイミングがあるはずだ。
この作業は保留にして、もう少しコンディションの良い時にしよう。


そうやって気分の乗らない作業を
どんどん後回しにしていきます。


しかし、最初に嫌と感じた作業は
いくら待ってもあまり変わることはありません。


だから後半になるほど頭を使ったり
根気のいるような重い作業ばかりになっていきます。


さらに、嫌なことほど人の脳は忘れようとします。


時間が経つにつれて、後回しにした作業の必要性は薄れていく一方
自分の目は描く絵の違和感に慣れていきます。


結果として「別にこれでもいいか」とそのままにしたり
あまり深入りせずに表面だけささっと誤魔化したくなってしまいます。


しかし、そういう妥協は自分の感覚が麻痺しているだけなので
作品を見る人には違和感としてしっかり伝わります。


だから描くことに「楽しい」ばかり求め過ぎてしまうと
違和感の多い、手抜きのような絵しか描けなくなってしまうのです。



一方、「伝えること」を優先させて絵を描く人は
必要と感じれば、いくら嫌な作業でも後回しにせず
できるだけすぐに取り掛かります。


こういう人は自分のイメージを正確に伝えるために絵を描くので
多少面倒な作業でも、伝えるために必要であれば躊躇しません。


そして、嫌だなと感じた時というのは、裏を返せば
必要性を最も強く感じているタイミングです。

意識が高まった時にすぐ取り掛かることで
目的を持って効果的にこなすことができます。



やるしかないと割り切れば覚悟もできるので
多少コンディションが悪くても案外こなすことができるものです。


どんなに嫌な作業でも
こなしてさえいればどんどん苦痛は減っていきますし
上達もしていきます。


その作業がいつの間にか楽しくなってしまう人までいます。


嫌なことを乗り越えて完成させればもちろん
それだけの充実感も付いてきます。


いくら表現が拙くても、伝える事を中心に考えていれば
自然と見ている人にもメッセージが伝わりやすい絵になります。


伝えたいメッセージがはっきりしている絵は、
見た人からも多くの反応をもらうことができます。


もともと「伝えたい」というモチベーションで描いている人にとって
周囲の人からの反応はなにより嬉しいものです。


だから、そういう人は「結果として」
お絵描きは楽しいと感じるのです。



「楽しさ」というのは大抵後から付いてくるものです。


作業中に辛いと感じているのに
「お絵描きは楽しいもの、頑張り続ければきっと楽しくなる」
と自分に言い聞かせて頑張る人がいますが


これって辛いけど「楽しくなるために」頑張っているという
ちょっと変な状態です。


思った通り楽しくなればいいですが、
そうでないと、どんどん苦しくなって最終的に燃え尽きてしまいます。



目的が「楽しむこと」なのか「伝えること」なのか
これによって心持ちって結構変わってきます。


「別に楽しくなれなくても伝えたいことが表現できればいいや」と考えていれば
辛い作業をこなす理由も自分の中ではっきりしているので頑張れます。


どんなにお絵描きが好きな人でも
つまらなく感じたり、嫌に感じたりする作業はあってもいいんです。


自分の感覚に正直になったほうが
楽になることもあります。





いずれにしても、
嫌なことも我慢してこなすというのは大変苦痛なことです。


特に後回しにする癖がついている人にとって
本能や習慣に反して行動することになるので
そう簡単に直せることではありません。


嫌な作業でモチベーションを奪われないためには
ある程度工夫していく必要があります。





嫌な作業もこなせるようになる3つのコツ



1.嫌な作業から優先的に取り掛かる

今の自分よりも少しハードルを上げた作品に挑戦する際などは特に
まずは得意な所から取り掛かりたくなります。


できる所からこなしていくというのは一見
残りの部分が明確になって良さそうな気がしますが
実はこれが最終的な見栄えを損なう大きな要因にもなります。



人間は「楽な所から徐々に難しくなっていく」パターンよりも
「難しい所から徐々に楽になっていく」パターンの方が
モチベーションが保たれやすいからです。



例えば、苦手な背景を後回しにして
得意なキャラクターから描き込んだ場合


キャラクターが描き込めた時点で
ある程度満足してしまいます。


得意な方の描き込みに苦手な方を合わせていくのもひと苦労なので
苦手な背景を描くモチベーションを保つことはより難しくなります。


そして、できそうな所から取り組む人は
背景も同じように、できそうな所から描き込んでいきます。


結果、人物と背景のクオリティの差が目立つ上に
背景も無秩序に点々と描き込まれているという
全体として見た時に非常にバランスの悪い絵になってしまいます。


こういったことは、苦手な作業を先に進めるだけで
かなり回避することができます。


最初に苦手な背景に取り組めば
人物のクオリティを気にすること無くベストを尽くせますし

後半になるほど楽になっていくので、
人物の描き込みを背景に合わせて少し軽めにしてみたり
全体を見渡して描き込みの強弱を付けていく余裕も生まれます。




2.「もっといい方法」は作業中に探さない

作業途中で大変になってくると
すぐに「もっといい方法があるはず」とブラウザを開いて
新しい方法を探し始める人がいます。


より良い方法を探して実践していくことも成長する上で大事ですが
新しい知識を取り入れるのは想像以上に時間と気力を消費するものです。


すぐに適用できると思っても、その作業だけで疲れ切ってしまうことも多く
モチベーションを落としてしまうきっかけになりやすいので
作業を開始したらできるだけ既存の知識だけで完結させるようにするのが無難です。


他の方法を探したくなったら、一旦そのことはメモに残すだけに留めておくと
モチベーションを下げずにスムーズに作業を再開できます。


次の作品で使う楽しみも増えるので
完成してから次に取り掛かるまでのペースも自然と早まります。




3.手順を決めておく

基本的には、最初に手順を決めてしまって
作業中はできるだけ他の行動をしないようにするのが
嫌な作業からの無意識な逃げを抑えるポイントです。


作品の目的に沿うように、どこに力を入れればいいか考えて
あらかじめ手順をメモに書き出しておけば

あとはそのメモに従っていくだけになるので
面倒な行程も見なかったことにしづらくなります。


大変な作業も、いきなり必要性に迫られるのと
「このタイミングでする」と決めておいて臨むのでは
やる気も全然違ってきますよね?


同じ理由で、毎日取り掛かる時間も決めておくと
「調子が出た時に」などと言ってずっと放置するような事態も回避できます。






以上、今回は嫌な作業をこなすための3つのポイントをご紹介しました。


嫌な作業もすんなりこなせるようになれば
大きく時間を無駄にしなくて済みます。


作業期間が長くなりやすい人や、脱線、挫折が多いなと感じる人は
この「嫌な作業」について意識してみるといいもしれません。



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